この記事では、防水パンが小さく、洗濯機が入らない時の対処法について紹介します。

比較的古めな賃貸(35年〜50年)だと、
小さな防水パン(横長の防水パン)が設置されている場合があります。
私も引っ越して、こんなサイズの防水パン初めて見た!と驚きました。
この防水パンだと、標準的な縦型洗濯機や、ドラム式洗濯機が入らないので悩みますよね。
結論
かさ上げ台を使うことで、簡単に、安く縦型洗濯機や、ドラム式洗濯機を設置できます!
パンの大きさが合わないからといって、せっかく購入した洗濯機を諦める必要はありません!
設置したい洗濯機
標準的な縦型洗濯機や、ドラム式洗濯機は、いわゆる正方形の防水パンが必要です。
一人暮らし向けの賃貸などでは、幅640mm×奥行640mmの防水パンは特に使われることが多いです。
防水パンのサイズ


私の住んでいた物件は築40年のマンションでした。
幅640mm×奥行430mmの防水パンでした。
これは2層式洗濯機と言われる、全自動洗濯機よりも少し前の洗濯機用のサイズです。
これでは、奥行きが20cmほど足りないことがわかります。
対策1:防水パンを変更する


対策1は、防水パンを大きいものに変更するか、DIYで取り替えることです。
防水パンを変えるには、必ず大家さんに確認を行います。 なぜなら、防水パンは、賃貸施設の標準のうちの一つだからです。
私は確認を行いましたが、現状復帰を求められたり、廊下にはみ出すことを懸念されていたりで、断念しました。
運が良ければ、防水パンを変更してくれる可能性もありますが、望みは少ないと思った方が良いです。
対策2:洗濯機のかさ上げ
対策2は、洗濯機をかさ上げすることです。
かさ上げ台というのがamazonや楽天などで3000円程度で売っています。
家電の振動による騒音を軽減したり、高さを出すことで掃除を便利にする為に作られた商品です。
かさ上げ台の種類 早見表
タイプ | 説明 | メリット | デメリット | 高さ調整 |
---|---|---|---|---|
キャスター付きタイプ | キャスターが付いているので移動が楽。 | 移動が楽 | 安定性が低い | 商品によっては可能 |
据え置きタイプ | 床に直接置くタイプ。 | 安定している | 移動が困難 | 不可能 |
防水パンタイプ | 防水パンと一体型のタイプ。 | 洗濯機に合わせたパンを用意できる | 既存の防水パンを取り外す必要がある | 不可能 |
脚付きタイプ | 高さ調整できる脚がついている。 | 任意の高さに調整できる | 移動が困難 | 可能 |
かさ上げ台はいくつか種類がありますが、各脚の高さ調整ができるタイプであることに注目して購入しましょう。
なぜかというと、奥脚はパンの上、手前の脚はパンの外の床の上にはみ出す形で設置するからです。


パンには厚みがあり、脚の高さが調整できないと、台が斜めになってしまいます。
正直多少傾いているぐらいでは洗濯機は動きます。しかし洗濯機はでかいですが精密機器ということは忘れてはいけません。
メーカーは水平な場所での使用を推奨していますので、傾いたまま使用して壊れた場合、保証の対象外となるので注意が必要です。
という訳で、各脚の高さ調整ができるかどうかはよく確かめて購入しましょう。
オススメかさ上げ台1.高さ調整可能なキャスター付きタイプ
キャスター付きですが、キャスター機能は使わず、高さ調整のできるジャッキのみ使用します。
キャスター付きは掃除に便利ですが、2層式パンに跨がせている以上は横移動のみしかできませんし、前後で高さを変えることができないので、洗濯機が傾いてしまうからです。
キャスターと高さ調整できるジャッキと多機能なため、割高といったデメリットもあります。
しかし、今後引っ越した先で、冷蔵庫を載せるなどもできますので、そのような点を見据えるのであればオススメです。
オススメかさ上げ台2.高さ調整可能な4足タイプ
私も購入した商品です。
必要最低限の要素のため、安く手に入る点も嬉しいです。
ドライバーなども入っている商品がありますので、特別な工具などが不要なのがとても嬉しいです。
また、幅をある程度調整できるので、今後洗濯機を買い替えた際にも、微調整できるのが嬉しいです。
高さ調整のできないかさ上げ台は、洗濯機のためにもやめておきましょう。
まとめ


洗濯機の設置の際、小さな防水パンな時に、縦型洗濯機やドラム式洗濯機を設置するのが難しいのではと思うかもしれません。
その場合は、かさ上げ台を使用することで簡単に、安く縦型洗濯機やドラム式洗濯機を設置することができます。
かさ上げ台を使用する場合は、各脚の高さ調整ができるかどうか、の部分をポイントに確認して設置してみてください。
同じ悩みを抱えた方の解決になれば嬉しいです。